それでも欲しいの

欲しがりやりたがりな女子大生のブログ

未来のない風俗嬢、その1

仕事を始めたばかりの頃は、ただ「日払いでお金が入る!10万円?!考えられない!わーい!」って感じだった。というか最近までそうだった。

ただ、”女”の賞味期限は長くは続かないもので、私ももう風俗を始めて2年になり、20歳になった。東京都は都条例で20歳未満はソープで働けないし、規制のない他のエリアでも自主規制で未成年は雇っていない風呂屋は多い。有名なソープ街なんか実年齢が何歳かわからないお姉さんもいる(でも、確かに若くないことはわかるが)。だからソープ嬢としての私はまだまだ若い。

しかしながら風俗という業界全体で見れば、20歳の価値など大したものではない。高校卒業したての18歳19歳がゴロゴロいる。そういう子たちの中には、単価より回転を狙ってわざわざ年齢の高い人妻店やハード店に行き、若くて(相対的に)可愛い子として稼いでいる女の子もいる。10代は年齢だけで周りと差をつけられるが、20歳〜24歳くらいならそんなに大差はない。25歳を超えれば”女”としての価値は下落するばかりなので、”女”に代わるもの、たとえば私たちの業界で言うなればテクニックや客の有無が必要になる。未経験客なしテクなし28歳?ありえない。

正直私は大した売りもなく、テクもなく、ただ若いだけでなんとかやってきた。でも最近になって、いつまでもそういうわけにはいかないことがやっとわかってきた。むしろ風俗という裸で勝負しなければならない業界において私はマイナス物件に近い。特段巨乳でもなく、背も高くなく、かといってロリ顔かというとどちらかといえば大人っぽいきつめの顔で、中途半端に経験もあるので業界未経験でも売れないし、あとリスカ痕、アトピーありなので本来なら受かっても大丈夫な店すら落ちることもある。マイナス物件に近い、というか完全なるマイナス物件。まあ強いて言えばスカトロ以外なんでも頑張りますよ、というところと鬼出勤できるメンタルが売りなくらいで、それも歳を取って体力がなくなればできなくなるだろう。

風俗は夢がある。何も持っていない普通の女の子がたった一日でそれまで考えられなかった大金を手に入れることができる。でも所詮水商売。人気があると思って図に乗って手抜きしていればいずれ客は離れて行くし、その上自分はどんどん歳を取り、指名も少なくなる。生き残れるのは一部のSSS級美人か、あとの殆どは頑張った人だけ。

 

ここまで。続きっぽいことはまたそのうち書きます。最近日常が楽しくなって来た半面か仕事で激しく消耗してしまうので、あまり多くのことは考えられない。